一 2016-09-22 21:30:16 |
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(/大丈夫ですよ~!参加希望有難うございます。では、絡み文を投下させて頂きますね。初回なのでかなり長ったらしくなってしまっていますが、普段は5~6行でいっぱいいっぱいです。。)
(とある日の夕方。恐らくもうじき他の松たちが帰ってくるであろう時刻。一松は今日一日親友の猫たちと共に過ごしており、ろくに太陽の光を浴びていない。まぁゴミはゴミらしくひっそりと誰にも気づかれずにすごすのが一番だろう。そんな後ろ向きな考えを浮かべながら、膝の上で心地よさそうに寝ている猫を撫で、二階のソファの上からだんだん暗くなっていく町の様子を眺める。―—己の人生はいつでも“日陰”と呼ぶに相応しいものだった。そしてそんな日陰から連れ出してくれたのが紛れも無くカラ松だったはず。でも彼がこちらに気づく前に甘い悪魔が遠い所まで連れ出してしまったせいで、いつまで経っても自分は日陰のままだ。自分から行く?そんなこと出来る筈が無い。自分から行くには、彼は余りにも眩しすぎる——。欲しいものを手に入れる為に行動を起こすことすらできない己の非力さには反吐が出そうだ。己への苛立ちからなのか、小さく舌打ちをし、拳を強く握りしめると、誰に宛てるでもない独り言を。
………クソ悪魔のお陰で僕は誰にも気づかれないで死んじゃうのかねェ…?……全く笑えないんだけど…。
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