焼きソーば 2016-09-16 21:39:08 ID:f9e4b1cb2 |
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「私は弱かった。……カリンさんやシャルドネさんがドンドン強くなっていって、少しでも私はその背中を追いかけようとして、だけどそれでもっ……それでもっ!」
「ユーラ……」
怒り、悲しみ。二つの感情がどうしようも無いくらいに混ざり合った今のユーラを、私は止めることができない。
事実そうであった。「才能」が必要な魔法を。「才能」が必要ない魔術を。ユーラは使うことはできなかったのだ。そう、いつまでたっても。
「だから、だから私は能力に手を染めたっ! ………この力をっ……ぐぅぅぅぅうわぁぁぁぁぁぁ!」
ユーラから何かドス黒いものがこみ上げてくる。感情の渦だ、あれは______
あれは危険すぎる。
「カリンさん、大丈夫です。あなたを殺しはしません。大丈夫ですから安心してください。殺すのは……第二位っ!」
「ソーヴィリオンをっ!? 待ってユーラ、彼女はっ!」
「私のぉぉぉぉぉぉぉぉ! 邪魔を、するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
更新予定の小説書いて見た。
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