(元中学生男子)魔法少女カリンさんが通る! (by 焼きソーば)

(元中学生男子)魔法少女カリンさんが通る! (by 焼きソーば)

焼きソーば  2016-09-12 03:19:13 ID:f9e4b1cb2
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小説家になろうで投稿した作品をちょっとこっちにも載せてみることに。やっと100ブクマ達成したんです(´Д` )

ファンタジーで抵抗がある方もいるかもですが、許して(笑)

以下あらすじです。

「……ここ、どこ!?」

中学生男子生徒「有田 浩介」は、授業中に突然異世界へと転移(又は転生)させられてしまった。
……しかも性転換して女子として生まれ変わるというオマケ付きで。

生まれ変わった彼は、1日も立たないうちに有名学園への入学が決まり、安心安全なチート目指そうと心に誓うや否やクラスメイトが誘拐されたり戦争が始まったり……マジでどんだけ不幸なんだ!?

気弱最弱クラスメイトや、【超能力】使いの剣士達と言った個性が強すぎる仲間達とともに、今日もトラブルフラグをねじ伏せていきたいと思います!

《これは異世界に行き魔法使い「カリン・イース」としての人生を迎えることになったとある中学生の、波乱万丈な日々を書いた物語である》

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  • No.8 by 焼きソーば  2016-09-13 00:47:44 ID:f9e4b1cb2

「あ、ついたわよカリンちゃんー」

そんなアスラの声を聞いて私は幌から顔を出す。って、あれ?意識もしてないのに一人称が「私」になってる気がする……まぁいっか。この姿的にはその方が楽だし。
時刻は真昼。太陽が憎いぐらい暑い。

そんなこんなで私が見た光景は、高い城壁。
数十メートルはあるかなというくらいの大きさを誇っていて、街全体を囲っているようだ。
城門は開け放たれていて、通行許可をもらうために荷物検査をしている行商人や旅人がズラリと列をなしていた。

「私達はこっちね」

アスラはそういうと、全く人がいないやや小さめの門へと向かった。どうやらここは国である一定の地位を受けたもの達が許可なしで通れるVIP専用通路的な門らしい。
予想通り、アスラは見張りの兵士に手を軽くあげただけで馬車ごと門を通り抜けた。

「さて、どうしようかしらね。とりあえず生徒証も発行しなきゃならないから、まずは学園に向かいますか」

街に入った瞬間、いきなり付近の通行人から注目された。まぁ、馬で中に入ってるからね……

話によれば、もう寮生は寮に入っているらしい。個人部屋か複数の人数が入れる大部屋かどちらになるかは運次第だという。でも……

(ちょっと待ってくれよ……女子寮とか勘弁だからね……)

一応転成したとは言っても、男子である。幸い個人部屋には風呂とかは付いているらしいのだが……

「アスラさん、私の部屋は……」

「あぁ、カリンちゃんは個人部屋ね。今年は大部屋希望が多くて……」

よかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。本気で死ぬかと思った……(精神的な意味で)

「ついたわよ」という言葉と共に、アスラが手綱を下ろして馬車から飛び降りた。
私もアタフタしながら幌から出る。

「ふぁ……」

学園は黒いフェンスで囲まれてあった。今私たちがいる正面玄関前には二つのペガサスを形どった像が左右対称に置かれてある。木々に遮られてあまり見えないが、校舎と思しき建物も複数個見えた。

「はい、アスラです。玄関前の馬の片付けお願いね」

突然アスラが宙に向かって喋り始める。恐らく魔法を使っているのだろう。

「さ、まずはあなたのステータスとかを測りにいくわよ」

「あ、はい」

私はアスラにひきづられるようにして門をくぐるのであった。


「よし、じゃぁここに手を乗せてみてくれる?」

アスラは校舎の一室に私を連れていくと、一冊の本を取り出してそう言った。
私はその指示に従って手をゆっくりと本の上におく。すると、本の上に青い薄い板のようなものが現れた。

…………しばらくの沈黙。そして……

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

「ど、どうしたんですか!?」

いきなりアスラが大声をあげたのでビックリした。アスラが見ていた本のの上に表示された板を見ると……

【カリン・イース】 ランクSSS+ レベル1 所持スキル数 ?

うわ、最初からSSS+かよっ!?

「こ、これは前代未聞……やはり私の目は間違っていなかったわね……」

動揺しながらそんなことを言うアスラ。
ランクは上にいけば行くほど個人の強さを表すものでもあるため、SSS+ということはつまり……

(チート……か)

とりあえず死ぬようなことはこれでほぼないことがわかったので良かった。
さて、折角だし異世界学園ライフ楽しんじゃいますか。



(最初は完全チートで行こうと決めていたこの小説。50話超えた現在はメッチャ成長系に変わってるんだよなぁ)

  • No.9 by 焼きソーば  2016-09-16 21:46:26 ID:f9e4b1cb2

「えー、我が学園に素晴らしき才能ある皆さんが来てくださったことに大変な感謝を……」

広いホールのような場所に、新入生が集められて現在入学式の真っ只中だ。
前の方ではアスラが講演をしている。
新入生たちは一度学校見学などで顔を合わしているのだが、私は別で昨日入ったからか、かなり注目を集めている。
中にはどっかの貴族の敵意ある視線も……

「それでは、第二十七回アスラ魔法学園入学式を、これにて閉式とさせていただきます」

アスラのその言葉と共に、生徒達は少し足早に外の廊下へと出て行く。
全員、入学式の後に発表されるランキング表を見るためだ。
これは入学前に検査されたステータスを基準にスタートの能力を総合的に並べたもので、生徒がお互いに切磋琢磨し合って実力を高めていくというもを目的に張り出されるものだ。
例えるなら、学校の学力順位だろうか。

そんなランキング表だが、一位の者は国から注目されるなんてこともしばしばあるため、上位になるのは結構重要なことだったりする。
さて、早速ランキング表の前に新入生は集まると、それぞれ歓喜や悲鳴をあげていた。
そんなかで栄えある一位に選ばれたのは……

一位 【カリン・イース】 ランクSSS+

当然のごとく私だった。うん、二位の人がA+なのでこれは異常だろう。新入生も「無理だわ」的な雰囲気をしていた。
授業は明日から始まる。生徒達は今日中に友達を作ったり店に必要な道具を買いに行ったりするそうだが自分はどうしようか迷っている。とりあえずアスラのところにでも行ってみようかな。あ、でも今職員会議中かー。

「うーん、とりあえず部屋に戻りますか」

特にやることもないし退却退却。変ないざこざに巻き込まれるなんて絶対嫌だし。



「暇だ……」

結構豪華なこの一人部屋にはやはりというか私しかいない。
ちょっと窮屈な寝室と風呂場は木のいい匂いがプーンと漂っている。

暇だ

実は既に入学式から二時間くらいは経っている。
時折配布された教科書を読んでみたりするのだが、いかんせん全くわからない。

あ、そうそう。この学校には【学生服】がある。男子は白のシャツの上に、季節によって上着をきたりセーターを着る。
女子は白のシャツに淡い色の短めのスカートでシャツの胸元には赤いパータイを着ける。こちらも男子と同じでセーターや上着を着ることもある。この服個人的には好きだ。元男子の自分が言うのもどうかと思うが、女子の制服の方がセンスがあるきがする。

さてさて、昼寝でもしようかなーと思ったところ、勢い良く部屋のドアが叩かれた。

「……………………めっちゃ音大きかったな……なんだろ?」

とりあえずノブの鍵穴から向こうを伺ってみる。うん、見えない。
これ、話さないといけないタイプですよね~。

「はい、なんでしょうかー?」

私がそう言うと、扉の前ではアタフタと慌てるような音が聞こえた。なんだ?

「えーっと、なんでし_____」

「こっ! この部屋はカリン様の部屋とお見受けしますっ!」

「あ、はい」

声的には女子の声……けど、一体なんの用だろうか。

「わ、私は【ユーラ・スレイユ】と申します! ひ、一つお願いがあるんです!」

……………………なんか面倒そうな感じなんですけど……

「えーっと、なんですか?」

ゴクリ。

「わ、私の……」

私の?

「い、いや私と……」

???

「と、友達になってくださいっ」

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…………
そっちかい……












  • No.10 by 匿名  2016-09-23 19:58:31 

ウーン面白い(^-^)

  • No.11 by 焼きソーば  2016-09-23 21:21:48 ID:f9e4b1cb2

>10

感謝ですー。
これでも小説投稿サイトで一年鍛えましたからね……(笑)

  • No.12 by 焼きソーば  2016-09-23 21:31:37 ID:f9e4b1cb2

(これからは一話ごとにタイトルをいれていきます。この小説、途中から視点がいったりきたりするんで……)

タイトル【お友だち?】

一応警戒しながらドアを開けると、そこには青い瞳を持った美少女が立っていた。
服は神官服のように白で、左右の腰には二本の刀を下げている。

「あー……まぁうん。特に何もないけど入って入って」

「あ、ありがとうございます!」

とりあえず害はなさそうなので部屋にいれてあげることに。
するとユーラと名乗った少女はおっかなびっくりと言った感じで部屋の中に入ってきた。

その後私がちゃぶ台のようなものをベットの横から私が取り出して水を並べていると、少女は正座をして固まっていた。

「あー……えーっと、ユーラさんだっけ。なんで私の所に?」

「は、はいっ! そ、それは……」

下をうつむき、拳を握りしめるユーラ。薄っすらと涙目になってる気もする。

「わ、私は能力が低かったりしてよくいじめられてたんです。この学校でもやっぱり最下位で、知り合いからいじめられて……」

なるほど。私はまだ初対面だから、もしかしたら少しでも仲良くなれるかもしれないと思ったのか。

「……で、でも……やっぱりカリン様は学校一位ですしそのぅ……お邪魔でしたら……」

ユーラはごもごもと小さく呟くように言った。人差し指を交わらせて顔を真っ赤にしている。
何これ可愛い。

「……っ……いや、全然邪魔ではないよ? というか、私も友達を作っとかなきゃと思ってたところだし……」

「…………へ?」

ぽかーん。そんな簡単に話が通るとは思わなかったのか、ユーラは唖然とする。

「いやいや、だからそんな事なら別に構わないよ。ランクが高い低いとか私にとってはどうでもいいことだし」

「え、えぇ、ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

ユーラは驚いたのか、大声で叫んだ。

「本当に……いいんですか……?」

ゆっくりと深呼吸しながらユーラは聞いてくる。

「うん。よろしくねー」

「本当にですか……?」

「うんうん」

私が首を縦に振った……と、その瞬間。
ユーラが突然大粒の涙を流し始めた。何事何事っ!?

「う、うぇぇん。うう、友達……になってくれる人、初めてできたよぉ……」

えっ、初めて!? 相当なぼっちじゃない!?
そんなことを思いつつ、とりあえずユーラが泣き止むまで待つことにした。


「さーどうするかなぁ。ユーラさんはどこか行きたいところでもある?」

「いえ……友達と行く場所なんて考えたこともなくて……カリン様はどうですか?」

「あ、その前に友達なんだから様を付けるのはおかしいって。もっと気軽でいいんだよ」

「そ、それでは……カリンさん……」

オーケオーケー。呼び捨てにするのはまた今度からでもいいだろう。とりあえずせっかくできた友達だし、親交を深めないと。

「……とりあえず外出届け出したりして街を歩いてみようか」

「わ、わかりましたっ! すぐに荷物を纏めて来ます!」

そう言うや否や、ユーラはものすごい速さで部屋から出て行った。
なんか、面白い子だなぁー。







  • No.13 by 匿名  2016-09-25 13:48:50 

ユーラ可愛い

  • No.14 by 焼きソーば  2016-09-25 20:20:12 ID:f9e4b1cb2

……今回は自分で読み返して一番ひどいなと思った回(笑)
やっぱこういうのを女主人が言っちゃダメだよなぁー……と思いました(´Д` )
とりあえず、読んで「酷い」「キャラ崩壊」「作者無能」なんていわないであげてください(笑)

【街をお散歩?】


「いやぁ、王都は活気が凄いなぁ……」

「うぅ、緊張します……」

そんなこんなでやって来たぞ王都よ!(もともと居たけど)
なんせこの街は活気がすごい。細い道にだって人が溢れている。
確か外出届を出す際に先生が「まずは銀行に行って親からのお小遣いとか確認してきなさいー」と言ってたのでとりあえずは銀行へ向かうことに。私は恐らく口座さえも作られてないとおもうが……

「ユーラさんってステータス検査の時の職業は____」

「双剣士ですっ!」

お、おう……まだ聞いてもなかったんだけど……

ユーラの職業である双剣士は二刀流の剣士のことを指す。盾役にはあまり向かなくて、素早い動きとて数で敵を圧倒する職業だ。もしこのまま二人でパーティーと呼ばれるチームを組んで、学園の実習テストなんかをやる時にはできれば盾が欲しいな。まぁ回避盾もよくないことはないのだが……

「明日からの授業って、どんなことやるの? 私あんまり知らなくて……」

「あ、えと……あー……基本的にはクラス別にポーションの作り方とか、簡単な魔法の使い方をやるそうです」

ほうほう。ポーションと言われると紫のローブを被ってて鼻の尖った老女がぐひひひ言いながら木の杖で緑色の物体を混ぜてる図しか想像できないのは私だけだろうか。

……と、そんなことを話しているうちに銀行についたようだ。
銀行は凄くずっしりとした作りで、重たい石が何十個も積み上げられて作られていた。
私たち二人は横に並んで銀行へ入る。

「うーんと、お客様口座ってあるから、あそこじゃない?」

「あ、本当ですね」

広い屋内の右奥に預かり口があるようだ。数人が並んでいるので私たちもそこに並ぼうとすると……

「あら? これはこれは。スレイユ家のユーラ殿ではありませんか?」

突然ユーラが誰かに馬鹿するような言い方で話しかけられた。言葉を発したのは六人程の女子グループの中心にいた女子生徒。支給された学園の制服と同じ……ってことは、これ同級生か?

「最近はどうです? お家の借金はきちんと返せていますか~?」

「こらこら、話しかけると何か得体のしれないものが移ってしまいますわよ」

ユーラを見ると下唇を強く噛み締めて目には涙を浮かべていた。ここで手を上げてしまえば自分の両親の名が傷つく。言い返すこともできないのだ。

「で、一人ぼっちのスレイユ家の娘さんはどこにお出かけで___」

「そろそろいい加減にしろよ」

ブッチーン。私の頭の中で何かがきれた音がした瞬間に、気付けば元いた世界のように素で言葉を発していた。まぁいいや、このアホな同級生をどうにかしなければ。

「あなたは誰ですの? かの高名なルドウェス家の娘の私に口答えするとは……あなたは何処の貴族の__」

「……まず私は貴族の子ではない。次にユーラには既に友達がいる。……ま、あんた達みたいに人の悪口を影からぐちぐち言ってる奴なんか、世の中のクズだよ」

「い、言いましたわねっ!」

あ、きたきた。リーダーがキレはじめたぞ……?

「あ、あなたこそどうなのよ。自分の身分もわかってないのかしら? 私は貴族で__」

「しょーもないね。別にあなたが偉いわけじゃないの分かってる? あなたの両親が偉いだけですよ? あれ、もしかして知らなかった? 分からなかった?」

「………………………」

おぉよし、このままあとはどんどん神経を逆撫でするだけの簡単なお仕事だ。

「あれ、答えられないの? もしもーし。平民の私でもわかるのに偉い偉いあなた様はどうして分からないんでしょうねー……。あ、ごめん、今まで言った言葉の意味が難しすぎて内容がわかってないのか、ごめんごめん」

「う、う、う……」

あともうちょっとか……?

「うーん、視界にいれるのやだなぁ。なんか得体のしれないのが移っちゃいそうだから」

私がそういうと、ついに女子生徒は半泣き状態に。取り巻きに慰められながら出て行った。

「あ、えっと、あのぅ、ありがとうございますっ!」

ユーラがぺこりと頭を下げる。

「いやいや、別に私がイライラして言っただけだから気にしないで」

「い、いえそんなことは……」

さてさて、だいぶ時間をとってしまった。
ということで急いで列に並んだ。


(作者<後半やばいな)

  • No.15 by 焼きソーば  2016-09-25 20:39:50 ID:f9e4b1cb2

(なろうの方の最新話はカリンさんが学生ですらなくなってる(笑) あと、魔法じゃなくて『能力』ってのもでてて、そろそろ『能力』対『能力』の展開に……!? )

  • No.16 by 焼きソーば  2016-09-25 21:55:59 ID:f9e4b1cb2

もう一話更新!
この段階ではまだまだストーリーは進んでおりませんー


うん、口座がないなんて嘘だった。しかも何か預けてる額が多すぎるからカウンターの中入って事務所で渡すとか言われたんだけどどゆこと?
まぁ、お金があるのは悪いことじゃないしいっか。

あとなんか「名前が書かれてないけど誰かから貴女への配達物です」とか言われて二メートルほどの箱も持って帰ることになった。やばい、結構重い。

「あ、ユーラさんもお金とか引き降ろした?」

「あ、はい!」

よしよし、次はとりあえず昼食かな?時間的にはかなり遅いのだが……

「うーん、カフェ的な所に行って軽食でも食べようか。この後のことはまた後で考えよう」

「は、はいっ」

うーん、この頬を赤らめて答える姿は反則だろう。可愛すぎる……なんてことを思ったりもしてみた。


「わー、ここ美味しいねー」

「よ、良かったです! ここ、よく私が通ってて……気に入って貰えるか心配だったんですけど……」

昼食的な何かはユーラ行きつけのカフェで食べることになった。
表通りから少し離れた場所にあるのだが、店の雰囲気も悪くなく、サンドイッチのような食べ物とカフェオレは絶品だった。

軽食を食べたあと私たちはとにかく遊びまくった。
いろんな店に行って装備を見たり、適当に歩きまくったり。
なんか転成前にはなかった楽しみだな、こんなこと。

気づけば時刻も夕方。寮の門限が近づいてきたので二人でダッシュしてとりあえずセーフ。
その後は明日からのこととかを色々話してたりした。
あ、あと二人とも呼び捨てで呼び合うようにしました。はい。
本当にユーラは今日のことが楽しかったのか、部屋に帰る直前号泣していた。可愛いから許す。

うーん、本格的な授業が始まるのかぁ。楽しみ。
さぁ、そろそろ明日に備えておやすみ……ん?

そういや私宛の荷物まだ開けてなかったな。時間あるし開けとこ。

ベリベリ、ベリベリ。

梱包をほどき終えて中から出てきたのは、とても美しい杖であった。
アスラから聞いたのだが、魔法を使うには干渉するために専用の道具がいるとか。恐らくこの杖もそうなのだろう。
高さは二メートル。先端部は三日月のように曲がっていて、その空間には不思議なことに白色の水晶が浮いていた。

誰が送ってくれたかは知らないけど、感謝。そしてGood night!

  • No.17 by 焼きソーば  2016-09-26 20:46:52 ID:f9e4b1cb2

なろうの方でこちらの小説をリニューアルすることを決定。
現在2話新規再投稿完了。今日中にあともういちわ再投稿するつもり。
こっち側の更新は……どうしよ、希望があればします。

  • No.18 by 焼きソーば  2016-09-26 23:11:32 ID:f9e4b1cb2

是非感想くださいねー

  • No.19 by チェシャ  2016-09-26 23:20:55 

ぜひこちらでも続きをば!

  • No.20 by 焼きソーば  2016-09-26 23:26:58 ID:f9e4b1cb2

こっちでの更新は続けますよー
そろそろカリンさんに最初の試練が訪れます……
あ、でもまだ先に話を挿入するからまだ先かな?

  • No.21 by 匿名  2016-09-27 11:45:29 

元男子ならではで痛快

  • No.22 by 北風  2016-09-28 05:25:32 

やっぱ、なろうで書いてる方は違いますね!
めちゃくちゃ面白いです!!(≧▽≦)
続き楽しみにしているので、これからも頑張って下さい。

  • No.23 by ブルー  2016-09-28 07:07:44 

焼きそばさん
カリンさん、凄く面白かった
繰り返し読んだよ
ありがとう(*^^*)

ショッピングの場面は楽しそうだし、魔法の杖は欲しいッて思った

Good night! で終わった時は、「これからどうなるんだろう〜!!o(*>∀<*)o」ってワクワクしたよ!

いろいろと親切にしてもらって、すごく嬉しかったです。
何もお返しができなくてごめん(>_<;)

焼きそばさんの小説、本屋で見つけたら、絶対買うからね

  • No.24 by 焼きソーば  2016-09-28 23:33:06 ID:f9e4b1cb2

皆さん感想ありがとうございます~。

匿名さん、これから大変ですよ(笑)
カリン「お風呂どうすんだ……」

北風さん、自分なんてまだまだです(汗)精進せねば…………

ブルーさん、そういってもらえると感激です!
本屋に並ぶ日……くるのだろうか(笑)
またいつでも相談してくださいねー。できる限り協力しますよ!

今後の更新について。

なろうでストーリーを大きく変えることが決定したので、その修正したヤッをこっちに更新します。

土曜日(金曜日)に一気に更新するのでしばらくお待ちください。

  • No.25 by 焼きソーば  2016-09-30 22:48:02 ID:f9e4b1cb2

ひとまず更新。修正版はhttp://ncode.syosetu.com/n0385do/これで見れます。




【魔法学園の授業】



ついに始まりますよっ、魔法学園の授業がっ!

今は日本時間に換算すると午前六時くらいだろうか。学校までかなりの距離があった私は、こんな時間に起きてるのはあたり前で目覚めもバッチリだ。

ちなみに今日の授業予定表は【魔法学】【魔物学】【歴史】【戦闘学】の四つになっている。
あ、そうそう。アスラから聞いていたことを一つ忘れてたけど、やっぱりこの世界にレベルはあるらしい。レベルは上限は確認されていなくて、レベルアップで伸びるステータスも個人によるらしい。スキルとかもあるというので、集めて見たいと思う。特に【炎熱無効】とか面白そう。

校舎は八時までは入れないので、その後は部屋でゴロゴロしながら暇を弄んでいた。


「はい、それでは授業を始めます……がその前に自己紹介をさせて頂きたいと思います」

一時間目、【魔法学】の授業が始まった。教師として現れたのは、長い金髪をした高身長の若い女の人。
魔法学の部屋は校舎の最上階にあり、天井が高い。上を見上げると、おそらく魔法なのだろうが本とか椅子とかが無数に浮いていた。

「私は【ティル・ステル・フォード】と申します。フォードと呼んでください。これからよろしく。さて、まずは皆さんに配るものがあります」

そう言ってフォード先生が配り始めたのは、アスラにステータスチェックをした時に使ったような本だった。でも、若干分厚さが増してるし、表紙の色がこっちの方が緑っぽい。

「それは【記憶の魔術書】と呼ばれるものです。説明の前にまずは筆記体で魔道書の1ページ目に自分の名前を書いてください」

私はペンを持ち、白紙の1ページ目に自分の名前を書いた。するとどういうことだろうか、文字が消えて表紙に金文字で名前が書かれているではないか。

「お……どうやらカリンさんが登録を終えたようですね。それは自分の名前を書くことによって所有者が決まるんです。さて、説明に移るとしましょうか。みなさん、この世界には【レベル】という法則が存在することはご存知ですよね?」

私含め幾人かの生徒が頷く。これぐらいは一般常識だ。

「さて、ページをめくってみてください。そろそろ登録が反映されているはずですよ」

私は先ほど自分の名前を書いたページを開ける。するとそこには、私の詳細なステータスが書かれていた。

「しばらく自分のステータスを見てみて下さい」

了解っすフォード先生。とりあえず私のステータスはこんな感じだった。

【カリン・イース】【16歳】【人間】【ランクSSS+】

HP 24
MP 36
SP 9
物理攻撃 6
物理防御 4
魔法攻撃 16
魔法防御 16
敏捷度 12
スキルポイント 0

所持スキル

【魔力感知】LV1
【魔力操作】LV1
【魔力調整】LV1


ほー、よく分からん。けど、周りの人のを見る限りで言うとまぁまぁ高いんじゃないかな?

それからはずっとステータスについてのことについて教えてくれた。

ちなみにSPはスタミナで瞬間的な体力を表し、HPは自分の生命力的なものを。MPは魔法行使に欠かせない魔力を表すという。スキルポイントは貯めれば【スキルが記憶された本】というものからスキルを獲得できるらしい。
今の私は魔法攻撃とか高いしスキルも魔法系だから【魔法使い】なのかな? まぁまだ魔法が使えないから正しいかどうかは知らないけど。
うん、まぁ感想を言わせていただくとステータスマジ便利ってこと。現実世界じゃわかんないからね、こんなこと。
まぁただその分強敵に出会ってステータスなんて分かったらその分絶望は大きい。
ここら辺はゲームと同じ感じだ。わかる?レベルアップでステータスが上がったり、序盤にダンジョンに行ったら雑魚のはずのモンスターに瞬殺された……みたいな。

とりあえずその後はアスラに教えてもらったような基礎の基礎の部分を習った。とりあえず【魔法学】終了〜




  • No.26 by 焼きソーば  2016-09-30 22:56:59 ID:f9e4b1cb2

訂正。

http://ncode.syosetu.com/n0385do/

これで最新版が見れます。

  • No.27 by 焼きソーば  2016-09-30 22:57:50 ID:f9e4b1cb2

こっちでは最新版の方は掲載しない予定です。

あ、あと是非感想くださいねー

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