北風 2016-09-11 16:47:48 |
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さて、と。
私の生い立ちはそろそろここまでにして、そろそろ何で私があんな男達に追われているかについて回想しよう。
そう、あれは今朝、私が目を覚ました時の事だった……。
今日の朝。
目を開けると、刃物を持った見知らぬ男が私の服を脱がそうとしていた。
私「…………」
だが私は慌てなかった。
こんなのはよくある事。
落ち着いて相手の刃物を素早く奪い取った。
男「!?」
そのまま私は男を押し倒して逃げようとしたのだが……。
私「え」
男は背後から2本目の刃物を取り出し、私に向けて振りかぶった。
流石に2本持っているとは思わなかった。
何とか初撃をかわしたが、このままの体制で逃げ切れないことは瞬間的に分かった。
私「うあぁぁぁぁぁっ!」
半ばパニック状態に陥った私は、両腕を振り回して抵抗した。
―――手の中に男の刃物があるという事も忘れて。
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