死際荘の日々~犯罪者、始めました。~【ラノベ】

死際荘の日々~犯罪者、始めました。~【ラノベ】

北風  2016-09-11 16:47:48 
通報
北風です。

別サイトで書いていた小説をここでも書いていくことにしました。

良ければ読んでください^^

感想、アドバイス、質問は大歓迎です!!

コメントを投稿する

  • No.14 by 北風  2016-09-18 17:30:50 

どうして私の名前を知っているのか、とか。
いつから私の様子を見ていたのか、とか。
て言うかそもそも見てたのなら隠れてないで助けてよ、とか。

色々言いたい事はあった。


でも言いたいことを全部言えるほど元気じゃ無かったのも事実だ。

その時はとにかく疲れていたので、あいつらに見つからない安全な場所でゆっくり休むのが私の中での最優先事項だった。


『匿ってあげる』


そんな状態の時にそう言われた私の口からは、一言しか出て来なかった。

「か、匿ってください!」




そして五分後。

「あ、あの~……やっぱりそこまでして貰わなくても~って……思えてきたんだけど…………」

私は少年の服の袖を掴みながら震えていた。

「え? 何で?」

そんな私の態度の急変を少年は不思議に思ったらしく、私の顔を覗き込んできょとんと首を傾げた。

「どしたの急に他人行儀になっちゃってー。気ぃ遣わなくても良いんだよー。蛍ちゃんとボクの仲だし」

いや今会ったばっかなんですけど……。
私は君の名前すら知らないんですけど……。

あ、いや、そんな事言ってる場合じゃ無くて!

「や、やっぱ私大丈夫だから! もう元気になったんで! じゃ、私はこれで!」

私はそう少年に告げると、くるりと回れ右して素早くその場を立ち去ろうとした。

だが……。

「え、ちょ、待ってよ! 蛍ちゃん! 何で逃げるのさぁ?」

がしっと少年に手を掴まれてしまった。

うう…………。

確かに少年からしたら私はいささか挙動不審かもしれない。

でも私にはもう少年に付いていく勇気が無かった。

だって――――この子さっきからどんどん心霊スポットに向かって歩いて行ってるんだもん!!

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:その他のテーマ







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック