屋敷主 2016-09-01 18:16:14 |
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Ⅲ.
小川の流れを楽しみながら道を辿っていくと、突如現れた赤煉瓦の壁、流れはその穴から中へと続いているようだった。
どうしようもないので、そのまま壁を伝って歩けば、大きな窓のような開け放しの扉を見つけた。
そっと中を覗いてみればそこは温室のようだ。どうやらここも屋敷の一部らしい。
>>屋敷へ
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Ⅳ.
薄暗い洞穴へと足を踏み入れてみれば、立ち込めたのは強い草木や花の香りに、湿った土の香り。
少し疑問に思いながらも先へ進めば、途中途中に道や小さな、まるで小人用の扉とでも言うべきサイズの扉があった。そのどれもが何やら絡繰があるらしく入ることは叶わなかったが、その景色は中々にカラフルで楽しい。
しばらく進んでいれば洞穴の最後の行き止まり…大きな草壁があった。なんとかそれを潜ってみれば、目の前には拓けた空間と…これは動物小屋だろうか。視線を他に巡らせてみれば、近場に舗装された道がある。ここも屋敷の敷地内のようだった。
>>屋敷へ
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