（　RPGの裏側 / in 森のお屋敷　）

>ヴァルナル
(大剣を片手に姿を現す)このような姿で失礼する。
助言感謝する。制作者も身悶えする程に喜んでいた。特に2は一度動かなくなる程に大喜びしていた。
…さて、少し関係ないが私の話をしよう。私は制作者の欲望の具現であることは薄々感づいていたと思われる。では彼の欲望は何か?

1つ、童顔は我が儘な心を示している。これについては説明不要だろう。相手を困らせ、何かあったら直ぐに謝る姿勢だ。

2つ、ダサい服は逸脱した自分を示している。没個性になりたくないという心の表れだ。

3つ、仮面は他人に対する無関心さを示している。相手のことを深く知ろうとしない態度の表れだ。

4つ、鍛え抜かれた身体と武器は自らを裁きたい願望を示す。－否、この表現は不適切だ。彼は裁かれて、「許される事」を求めている。

全て、貴方の言うとおりだ。彼はどうしようもない、追放されるべき人間だ。彼に私を突っ込む資格など無い。

彼は迷っている。私を生かして自らを殺すか、自らを生かし追放されるまで欲望を満たすか。
どちらにしても良い未来は存在しない。だから少し…考えさせて欲しい。貴方の意見は、決して無駄にはしない(姿を消す)