八咫鴉 2016-08-27 17:34:53 |
通報 |
(襖を開けたあと、見えた姿にぽかんと静止。少女がこちらに気づき、何も言わず見つめてくるのに対して己も何も言わず只黙りこくる。一体、目の前に佇むこの少女は何者なのだろうか。昨夜はあの男しかいないと思っていたのだが、ほかにも住んでいるものがいたのか。はたまた、外の世界からやってきたのだろうか。声をかけることも動くこともできずにいれば襖が開く音とともに現れたあの男。簡易な紹介と、少女のどこか緊張のある声を聞き「手鞠、か。…よろしゅーな。俺相手にそんなに緊張せんでもええからな」自分以外の人間がいるという事実が不安に満ちていた心が少しだけ安心に満ちたような気がして、口角を上げ普段の活発げな笑みとは違う柔らかな笑みをたたえつつその触り心地の良さそうな髪を軽く撫でてやり。男に戻るように促され、もう一度丁寧な礼をした後この場を出て行ってしまった少女の姿を見送った後、男の方へ視線を戻し「いい夢なぁ…正直、昨日ちゃんと寝れたかどうかもわからんのよなぁ」布団に倒れこみ、瞼を閉じた後直ぐに奥深いところまで沈んでいってしまったようで、先ほど起きた時もあまり起きた心地はしなかった。それでも、昨夜よりかは頭がすっきりしているため休めれたのは事実なよう。これなら昨夜よりも、何かいい考えが浮かぶだろうと思った矢先ぐぅ、と静かな空間に響く腹の音。それが自らのものだと知れば、恥ずかしげにちらりと視線をずらさせ、頬を少し紅潮させながら乱暴に己の髪を混ぜ返し「と、とりあえず、飯食わへんと始まらんわな」先ほどの腹の音をなかったことにするように、視線を合わせぬまま彼の持つ朝食の乗った盆をさらりと奪い、反転すればこれから先自室として使うであろう部屋へ戻り。小さな机の上にそれを置き、畳の上へ正座。いただきまーす、と声を上げてば欲のまま空腹を満たすように即座に食べ始め。夢中で食べ進める中、不意に自分の分しかないことに気づき、茶碗を左に、箸を右手に持ったままくるりと振り返り、「そーいや、蝶藍の分はないんか?昨日は、なんか…変なもん食べとったように見えたけど」昨夜の薄気味悪い影、告げると同時にその時の記憶が蘇りぶるりと寒気を感じつつも、それを喰らうかのように体へ吸収していたの脳裏に浮かべながら、)
(/ なら良かったです!、それで、これからの展開なんですけど…とりあえず陽哉はこのまま、巫女として覚醒するために動いていくということでいいんですよね。で、その覚醒がどのような感じが覚醒と呼ぶのか、その条件とか決まっていることとか、思っていることを教えてくださると助かりますー。そうすれば、この先どうやって動かせていけばいいのかわかると思いますので、)
トピック検索 |