八咫鴉 2016-08-27 17:34:53 |
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(年を重ねたせいか不思議と朝焼けと共に目は開き、昼過ぎまで寝過ごすと言う事も無く気疲れか少しだけ怠さの残る体を起こし。目覚めるからだと眠い眠くないは別であり、起き抜けのもう少しだけ布団に籠りたいと言う甘えに沿い大口を開ける欠伸を一つ。のそのそ、と今一しゃんとしない動きで体を使い朝日を確りと浴びた所で眠気を捨てて。簡易ながら身支度を整えると身嗜みと机の上に放られる皮手袋へ手を伸ばし、指先まで確り嵌めて羽織こそ未だだが浮世離れする井出立ちは整って。部屋に一人で有ればそう騒ぐことも無いかもしれない、喋り声の届かない部屋に無意識の内耳を澄ませて。そこで不意に聞こえる外の音、気づけば朝食の時刻を迎えていたのかと今更ながらに思いつつカランと突っかけるように下駄に足を置いてから障子を開き「手鞠、巫女の様子は__。驚いた、まさかもうお目覚めとは」障子を開く動きに合わせてそこにいるだろう少女へ状況を伺う問いかけを、然しその先にもう一人の人影が見えれば昨日の今日であればそう早くは起きれまいと勝手に決め付けていた為、驚いたように言葉を続けて。自室の扉を後ろ手に閉じてから昨夜同様に室内にも関わらず下駄をはいた状態でカランコロンと音を纏い先ずは少女の隣へ並んで「紹介はまだだろう。…名は手鞠。陽哉、お前を唯一外の世界と繋いでくれる娘だ」自分は外に出られるとは言え外との交流は無に等しい、実際に力になってくれるだろう少女の紹介をその少女の頭をポンポンと軽く撫で触れながら簡易ながら行って。その手を離せば薄く開いていたその扉を勝手に開き。黙ったまま真っ直ぐに視線を向ける少女が盆を落とさないよう気を配りつつ小さく礼を行えば『巫女様、力不足ではありますが手鞠が食事の配膳を行わさせて頂きます。何かご入用の際にはこの手鞠に何でもお申し付けください。』確りと教育は受けている、それでも初の大舞台とも言える状況に緊張を滲ませた雰囲気で挨拶を行うと今一度礼を行って。そんなやり取りを眺めていれば畏まるその様子にカラカラと笑い声を上げて「良い夢は見れたか」笑みはそのまま表情に残して視線は彼へ、少女はこれから嫌と会うのだ緊張している状況に長居させるのも酷だろうとその手に持つ盆を受け取って本家へ戻ることを促し、代わりに他愛のない声色で彼へ話しかけて)
(/時間を進めて頂きありがとうございます!その解釈にて問題ないです!本当に拙い情報ばかりで申し訳ないです><><)
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