八咫鴉 2016-08-27 17:34:53 |
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__!?(向けられる視線は戸惑いに霞むか慄きに怯えるか、幼き頃の思い出は蓋を閉じ心の奥底へ沈めているだろうに自分の事など幼少期が見せた思い出の夢と改変した現実に過ぎないと、閉じ込めたそこに現れる禍々しき自分の姿に事実を受け止められるか。それは杞憂に過ぎず、何よりも自分にとって禁句であるその一言を交えた発言に両方の瞳を大きく見開き、よもやいきなりそこを突かれるとは思っていなく瞳を丸くしながら"な"だの"あ"だの言葉にならない詰まる言葉を繰り返し"わなわな"と体を無意識の内に微かに震わせて「ちびっ子ではないな!!」堪えることができずにぎゃんと吠えたてる声色で即座とそれを否定して「待たずとこの場で食らってやろうか」ぎりり、と歯ぎしりをするように顔をくしゃとし蹲るその背後へ歩み寄り。我に戻るように"ふん"と一度鼻息荒く息をついてから偉そうに両腕を組み「__意味が分からないなら理解をするしかないな。巫女殿にできるのはそれだけだ。…生きたければ巫女であることを心から受け入れて、俺の贄になると己の意思として決める他ない」立ったまま見下ろし目線を逸らすことなく記憶の中とは少し違うその姿を捉えてから短い呼吸として酸素を吸い込み肺を膨らませ凛と伝える言葉は平たくしてしまえば彼の今後の自由を全て犠牲とすること、それを踏まえるため普段以上に背筋は張りつめ体に力が籠り。「巫女殿が生きるか死ぬか、生憎と期日は余り残ってはいないみたいだな。__現巫女様は日を追うごとに生気が薄れている」自分が存在するために感じる生気は微々たるもの、若き頃を知るから猶更なのか。見るからに混乱している彼に多くの情報を与えたところで逆効果と分かっているが、それでも黙っていることは不得意で。背の翼を閉じてこじんまりとすると「__失礼な巫女紛い。名は…あぁ、そうだ!そう。思い出したぞ――ハルヤ」胸元で組んでいた腕を解き、合わせて張りつめる空気を緩めれば途中彼の名を思い出すように記憶を巡らせて、ピンと閃くと手をポンと叩いてから彼の名を口にして)
(/大丈夫です!とても情景が掴みやすい綺麗な文章に心惹かれております…!それでは背後は一度消えますが、また何かありましたら直ぐお呼びくださいませ!)
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