:燭台切光忠 ⇄ 乱藤四郎 ____、 ( 現状の居た堪れなさと云えば、鍛刀されて初の経験では無かろうか。" 彼 " の兄刀の膝上で背筋を縮ませ乍ら、己の唇を食み思考を巡らす。如何演って此の状況を打開すべきか。誰かに助けを求める可くして視線を彷徨わせれば、明らかに己の有様を愉しんでいるで有ろう " 自分 " 、否 " 彼 " の姿が眼に留まり。言い様の無い腹立たしさ瞬間に込み上げれば、人目を憚らず眉を顰め彼を見遣り )