YUKI 2016-08-21 01:55:44 |
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「それでも、僕はそんな貴方の暖かな笑顔と、自身の事より他の誰かを思う優しさを隣で支えたいと思いました、それが理由では駄目ですか?」
天宮の言葉があまりにも恥ずかしく、しかし誠実すぎて藤白は視線をそらせずには入られなかった。
藤白以外の人から見てもこれは直視する事など出来ないだろう。
「え、あ、でも親御さんの許可と、学校の許可がないと…」
「両親は単身赴任で家にいませんし、学校は申請書を出せば問題ありません」
弱腰になっている藤白に、さらに詰め寄り天宮は言う。
「でも、学生の本分は勉強ですし…」
「常に平均点以上はキープしているので、問題ありません。まだ何か断る理由があるんですか?」
声も小さくなり勢いに押された藤白に対して、畳み掛けてくる天宮の圧は強い。
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