毎週水曜日の休みもあるし、体調さえ崩さなければ一人でも何とかなるものだ。 「確かに藤白さんはいつも楽しそうですね、ではいただきます」 彼がオムライスを食べ始める様子を片目に、藤白も厨房に戻る。 その後、一時間もするとお客様は彼だけになった。 先ほど食後の飲み物を届けにいった後からは、彼とは特に会話もない。