(己の仕草に対して尤もな言葉が返って来れば心中笑みを漏らすが、そんな余裕があったのもそれまでの事。絡められた舌先からじんわりと熱が上がり、はっきりとした意識の中頭には靄が掛かったような心地良い感覚に身を委ね。微かな水音は鼓動を高鳴らせすっかり雰囲気に中てられてしまい、「ん…っ」と時折熱の籠った声を嗚咽のように漏らしながら舌先を絡め)