綿菓子 2016-08-14 23:57:17 |
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──ああ。…だが、お前に電話はしない。
(彼が風呂から上がるまでリビングで待機していようと歩み始めた時、後方から聞こえた声に一瞬言葉を失い。全部聞かれていたのだろうと一種の罪悪感のようなものに苛まれるも、しかしこれこそが彼のためであると思っている自分もいて。突き放すかの如く連絡しない旨を告げたのだが、少し間を置いてから振り返れば「好きな時に来てくれたらそれでいい。鍵はいつも開けておく」と独占できなくともせめて彼の気が向いた時に会ってくれるだけの関係を繋ぎ止めておきたくて)
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