真冬…!──今日は…38℃にしてくれ。 (ここで黙って行かせてしまっていいのか結論も出ないままに声に出した名前が部屋に響き、その後に続けたのは伝えたかった本音とはかけ離れた内容で。引き止めようと伸ばし掛けた手を戻しては、テレビをつけてやり過ごしながら風呂が沸くのを待ち)