死体に埋もれ生きてきた。 幾度となく繰り返される戦いで毎度浴びる返り血。 どうせすぐまた汚れてしまうとわかっていても川で血を洗いながす。 別に自分の中の人間を取り戻そうとしたわけではない。 寧ろとっくにどこかへ消えてもう探すのに飽きた位だ。 ちょっと血生臭かったから、ただそれだけ。