YUKI 2016-08-06 20:01:21 |
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四季は自分の度忘れに頭を抱えた。
分かってはいたのだ。
魔族は皆成人を迎える前に、魔獣族と契約をし使い魔を手に入れなければならないということを。
ただ、それは成人するまでに済ませればいい話だ。
だからつい、そのうちで良いと思っていた。
そして今現在に至るというわけだ。
契約自体は難しくはない、呪文も単純なものだし。
『我の名のもと契約すべし、あまたの魔獣族の中の者に告ぐ、我が身を守れ我が使い魔』
これが契約の呪文だ。
確かに少し恥ずかしさを覚えるけど、それ自体は問題ない。
魔獣族のことも普通に好きだし。
ただ唯一の問題は対価である。
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