「それじゃあ始めるか」 説明書を閉じ、魔法陣の前に立ち、呪文を唱え始める。 『我の名のもと契約すべし、あまたの魔獣族の中の者に告ぐ、我が身を守れ我が使い魔』 呪文を唱えると魔法陣から光が溢れた。 とても目を開けてはいられず、四季は目を閉じてしまう。 しかし四季の頭の中には強い気持ちが溢れていた。 (どうか、羽の生えた変なおじさんではありませんように。綺麗な女性とは言いませんから、お願いします)