YUKI 2016-08-06 20:01:21 |
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「暁四季さん、おまたせしました」
窓口から名前が呼ばれ、四季は窓口の椅子に座る。
そしてその机の上にはなんともよく分からない書類があった。
『簡単に分かる契約の説明書』
説明書?いるのか、それ。
契約の呪文は魔族なら子供の頃から大人達にさんざん教えられるし、魔法陣は親に聞けば問題ないのではと四季は思っていた。
しかし現実は違うらしい。
契約の呪文はいいのだが、契約の決まり事、契約の破棄、危険性等はこの書類を読まなくてはならないらしい。
しかも書類は有料だ。
200ムルとあまり高くはないが、まさかの出費だ。
しかも魔法陣は自分で書いても意味がないらしく、こちらも役場で買わなくてはないらしい。
魔法陣は一枚500ムルである。
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