「なんだ?覚えてないんだ。」 俺も、君も、メリーも、この世界すらも歪ませた能力。 俺を呼び出してくれたあなた様の願いを一つだけ叶えましょう。 たった一つの願いがこの世界の歯車を音もなく一瞬で壊す。 それはまるで空気を弾きながら脳を貫く弾丸のように。 「お前の望み。思い出してもいいのかな?」 少年は鼻をならしあざわらう。