月 2016-08-05 23:20:23 |
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「ん、そうだな」
響く声に引かれるよう、ラビは静かにアレンの隣に座った。
日付がもうすぐ変わってしまう。
あと少しでイブが終わり、クリスマスとなり、それはアレンの誕生日となる。
もし叶うなら、アレンの誕生日を祝う時『仲間』ではなく『恋人』として傍らにいたいと思う。
「あの、さ…俺、アレンに伝えたい事があるんだけど、聞いてくれるか?」
確認するように聞くラビの言葉を、受け入れるかのようにアレンはラビを見つめ返す。
その真っ直ぐな瞳から視線を逸らしてしまいたい気持ちを抑え、ラビは一呼吸を置いて告げた。
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