月 2016-08-05 23:20:23 |
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「どうかしましたか?」
「いや、何でもないさ、それより俺これから食堂行くんだけどアレンも来いよ」
まさか目の前の人の事を考えていたとは言えず、ラビはなんとか話を逸らしてみる。
そしてどうやら『食堂』という言葉がかなり効果があったらしく、アレンはあっさりと食いついた。
「行きます、僕もちょうど小腹が空いてきたところですし」
「アレンの小腹は、普通の人の一食よりずっと多いさ」
瞳を輝かせラビの前を歩き始めたアレンの様子を見つめ、その後ろで苦笑しながらラビもついて行く。
「僕は普通ですよ、他の人達の食べる量が少ないんですよ」
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