月 2016-08-05 23:20:23 |
通報 |
「来い」
神田はアレンに呼びかけるようけして高くはないが、アレンの耳には十分通る声でこちらに来るよう告げた。
その声に引かれるかのように、アレンは神田の隣に座るもその視界はすぐに天井へと変わる。
「え、か、神田?」
アレンの視界を変えたのは先ほどまで隣にいた人物、神田ユウであった。
「もう、黙れ」
性急な動作でアレンの口を神田自身の口で塞ぎ、数日ぶりの感覚を取り戻すかのように口付けを重ねる。
「…っ…ん…」
アレンから漏れる吐息をも飲み込むかのように口付けを重ね水音をたて、ようやく離れた頃には互いの息が上がっていた。
呼吸を落ち着かせながら供にベッドに横になり、第一声を放ったのはアレンの方であり。
トピック検索 |