月 2016-08-05 23:20:23 |
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ベッドに倒れたラビの上に乗り神田は不敵な笑みを浮かべた。
その行為にラビの喉が鳴る。
しかしラビも黙って、良いようにされる趣味はない。
「ユウ、さん?落ち着くさ、それにイタズラする側って…」
引きつった笑みで、ラビは神田の行為を止めにかかるが、神田に止める様子は見えない。
「俺は落ち着いている、焦っているのはお前の方だろう?そういえば、アレを言うんだったな」
神田の言葉よりも、その距離に落ち着かないラビの耳元へ神田の低い声が囁かれる。
「トリックオアトリート」
ラビの顔が薄紅に染まり、より距離は近づく。
「イタズラって…」
「されてみれば分かる」
ラビの言葉を飲み込むように、神田の言葉が耳元で重なる。
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