月 2016-08-05 23:20:23 |
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「ユウの事は好きさ、恋人として付き合えたらとも思っている、けど」
急かされ、覚悟を決め告げたラビの神田への思いは愛しさと供に迷いが混ざってしまう。
「けど何だ」
その小さな迷いに気づかないはずもなく、強く問う神田の言葉にラビの思いは溢れた。
「俺はブックマンの後継者で、いつか教団からいなくなるかもしれない、そんな俺より、神田にはもっと良い奴が現れるかもしれない、だろ」
ラビの言葉に静かに耳を傾けていた神田は、怒りというよりは呆れたような表情を浮かべている。
「馬鹿だとは思っていたが、ここまでとはな」
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