月 2016-08-05 23:20:23 |
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要は普段の行いによるものなのだろうが、しかしそれでも苛立ちは募る。
苛立ちを沈めるためと、疲れを癒すために神田はゆっくりと眠りに落ちていった。
目覚めた時はまだ朝方であり、朝焼けはまだ微かなものだが、神田の横にいた人物のおかげで苛立ちは少し収まっている。
隣に居たのは、未だに寝息をたてているアレンだった。
確かに寝る前鍵はかけていなかったが、まさか勝手に潜り込んでいた事にはさすがに神田も驚いてしまわずにはいられない。
だが、その愛らしい寝顔に毒気を抜かれた神田は、アレンが起きるまで少しだけ横になることを選ぶ。
理由は、もう少しアレンの寝顔を眺めていたく思えた、それだけだ。
その後目覚めたアレンは、少し照れたように笑い、その様子を微笑し眺めた神田は、後で食堂で落ち合おうと約束をし、部屋を出るアレンを見送った。
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