月 2016-08-05 23:20:23 |
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アレンの中にあるトリュフを絡め取り、転がすように口付けをする神田に、始めは抵抗していたアレンも、神田との感覚に酔い始めてしまう。
この酔いはショコラの洋酒か、それとも神田への思いなのか、しかしそんなことはアレンの中ですでに答えは出ていた。
ようやく解放されたアレンの腰を支え神田は耳元で囁く。
「甘い、が、この甘さは嫌いじゃないな」
不適な笑みを浮かべる神田の瞳を見つめ、アレンは思う。
こんなにも甘くほろ苦い味のバレンタインショコラは神田としか味あえないだろうと。
end
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