月 2016-08-05 23:20:23 |
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「ええ、神田との約束ですから急いで戻ったんですよ」
本当は朝に戻る予定であったが、神田との約束を守るため急いで戻ってきたらしく、アレンの上着は少し草臥れて見えた。
「そうか」
室内であり、アレンと二人きりという安堵から神田は短い返答と共にアレンを抱きしめるが「神田?待って…」というアレンの声に腕の力を少し弱め囁く。
「どうした?」
「あの、上着汚れているから、せめて脱いでから」
神田の問いにアレンは小さく震え、薄紅色に染めた顔を埋め小さくこぼした。
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