月 2016-08-05 23:20:23 |
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「任務がなければ特に予定はないです」
アレンの言葉を聞き、少し安堵した事に神田は自らに内心驚いてしまう。
(何でこんな事に一喜一憂しなければならないのだろう)
「神田、どうしました?」
アレンが首を傾げ、神田の様子を気にかけたと同時に神田は我にかえった。
「なんでもない」
「ならいいんですけど」
そっけなく返事を返す神田の言葉に、今一納得がいかないとアレン短い言葉を吐く。
「あの、神田は予定とか」
アレンは急に恥ずかしそうにそう呟き、神田へ問いを投げかけたが「同じだ」となおも短い返答が返ってきただけであった。
そんな些細な日常会話を重ね、その夜アレンは神田の部屋から出ることはなく、そのまま朝を迎えることになる。
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