空が灰色だから

ぬいぐるみ「」


儂「みーちゃん、ただいま！！今日ね、すごく楽しかったんだよ！」


ぬいぐるみ「…｡」


儂「今日はね、a子とb花とc菜と遊んでね、遊園地行ってから、水族館にもいったんだよ！それでね、」


そこからぐだぐだ儂のできごと報告話は続き…


儂「～～そのとき、a子が口から火をふけるっていうから見せてもらったの。あと、b花も急に空飛んでさwwそれにつられて今度はc菜が自分の背中に羽を生やしはじめて、飛ぼうとしてるんだけど全然飛べないのww羽生やしたのにwww……っあれ？ナンカオカシイ。」


ぬいぐるみ「実際の人間にそんなことできるわけないだろ｡」


儂「ぇ、何いってんの…w」


ぬいぐるみ「お前もどこかで気づいているんだろ？自分が理想のセカイを空想で作り出していることに｡」


儂「……空想？」


儂「確かにヒトが火吹けるわけないし空飛べるはずない…てことは今日の楽しかった思い出は全て…」


ぬいぐるみ「そう、全てきみの空想にすぎないのだよ。」


儂「…じゃあみーちゃんは？ぬいぐるみは喋るわけないよね…？まさか今のも空想？どこまでが空想？今この瞬間は空想？現実？ほんとの私、空想のセカイを作り出しているのはこの私？それともこの私は空想で、ほんとの私はほかにいるの？その私はどこ？どこまでが空想かわからないよ…。」
あれが空想であそこまでは現実で空想に空想の話して現実だと思ってたのが空想で空想の私に話しかけてきて空想が空想して空想になって空想だと思ったら空想で空想に空想が空想して………
うわああああああああああああああああああ