離れるつもりはないと宣言しておきながら顔を出せずにすまなかった。流石にもう此処にお前の姿は無いか。いや、居たとしても既に何処ぞの魔術師にでも見初められて、使役されているのかもしれないな。変わらずお前が息災で悪業を愉しんでいるのならばそれで良い。ただ、ふと、あんたを思い出した。望みがあるのなら、また言の葉を交わしたいものだ。