…買ってきた甲斐あったな。 (口元に持ってきたグラスを揺らしてワインの香りを楽しむ傍ら、横目で相手の様子を窺うことは忘れず。疲れの所為で酔いが回るのが早いのか、もしくは己の中に持て余したままの熱の所為か、チョコを食む唇が妙に官能的で目を細め。同時に視界に入る相手の表情が期待以上にその心境を物語っており、柔らかく微笑を浮かべて擽るように頬へ指先を滑らせながら呟き)