匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(相手が噛み痕をぺろりと舐めれば自分が舐められたわけでもないのに頬を赤く染め、あれも間接キスになるのだろうかと密かに胸をドキドキさせて。所有印というのは必要だからつけるのではなく気持ちの問題であるらしく。ほとんど他人に会わないのに相手の印をねだってしまう自分にはよく理解できる話で、苦笑しながらも薬指にしっかり歯型の指輪を刻んでもらうと「…ありがとうございます…これが消えるまでは、ちゃんと我慢して待ってますから」うっとりその傷を見つめ、先ほどのように自分も自分もとせがんだりせず、相手がリリスを求めるなら邪魔はしないと寂しそうな表情ではあるがしっかりと告げて。触れた相手の体がぴくっと揺れればくすくす笑い声を立て「ごめんなさい、くすぐったかった…?見えないと余計敏感になっちゃうんでしょう?」と無駄に色っぽく囁くサキュバスについついいけないことを想像してしまい、慌てて振り返っては「リリスさんっ、変なところを洗わないでください…!」まさかまた相手を誘惑しているのでは、と困惑した声を上げるが相手の手が体に触れ始めると仕方なく大人しくじっとして。実際のところ手つきは妖しいものの、至って健全に相手の耳の裏から首筋まで指先で丁寧に洗い進めており、その首筋に無数のキスマークとくっきり残った噛み痕を見つけては相手越しに白銀の後ろ姿を見つめて苦笑して「――凄い痕。よっぽど貴方を盗られたくないみたい…」相手にだけ聞こえるようにこっそりと囁き、痕から唇まで泡だらけの指をぬるりと滑らせ「私もこんな痕付けられてみたいかも…」と相手から顔が見えないことを良いことに、初めて抱いた誰かに縛られ求められてみたいという思いを冗談めかして口にして)
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