匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(薄々わかってはいたものの、勘弁してくれとあまりにきっぱり断られれば今度は明らかにしゅんと眉を下げてみせ「――わかってます、ちょっと言ってみたかっただけです」それでも何とか苦笑程度の笑みを浮かべてはただの冗談とはぐらかし。しかし相手の腕に抱かれ、申し訳なさそうに言葉を紡がれるとやはり寂しさが抑えきれず心細そうな表情を浮かべてしまい「…許します。だって、稜様が悪いわけじゃありませんから。我慢できない私とか、もっと他のものが悪いんです…」相手の不在を我慢出来ずに寂しがってしまう自分はもちろん、日中相手を縛り付ける会社というものや、そこへ毎日行かなければいけないという決まりごと。悪いのは相手ではなくそういった"相手が家を空けなければならない理由"だと偏った思考を真摯に述べて相手を庇い。指輪にまで考えが至っていなかったらしく、提案されるとすぐさま頷くがその顔は熱のせいだけではなく真っ赤になっており「で、でも稜様、指輪って…確か…」薬指の指輪には特別な意味があったはずだと相手の指をきゅっと握りながらぽつりと確かめ。奴隷時代、あんなに恐れていた暴力を求めるなんておかしいとはわかっているが相手になら何をされても良い、嬉しいのは本当のこと。「冗談でも熱のせいでもありません…!」同じく真剣に答えては、まるでそういった仕打ちをしたがるような口ぶりにぞくっとするが嫌な記憶や傷痕が皆相手のものに塗り替えられるのを考えれば「…はい、止めないでください…ずっと消えない傷なら、稜様につけられた傷のほうが良いですから…」偽りない本心を告げ、体温が上がったせいでくっきり浮かぶ傷痕をなぞって頷き。望み通り甘い時間が与えられ、終わる頃には体は鉛のように重くなっていても「――次は、私からもしたかったんですけど…」今度は自分が尽くしたかったとなお恐ろしいことを言うも実際はもう手を動かすだけで精一杯。大人しく横たわったまま「でも、稜様のおかげであったかくなりました」もう寒気も失せたと震えの消えた指で相手の髪に触れながら微笑み)
(/そうですね…シュアンのみの話ですと、風邪が治って通常運転に戻れば軌道修正出来るかなと思っているのですがどうでしょうか?今は熱のせいで病んだ本音がぽろぽろ出ちゃっているだけなので…
そして意外な所に反則が!笑 話題がアレなだけに悪い意味の反則じゃなくて良かったです…!)
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