匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(やはり先ほどのタイミングで相手の言葉は否定しておくべきだった。自分のために何もかもを捨て去る覚悟の言葉を言う相手に、「ダメだ」と言っておくべきだった。こちらの言葉と相手を支配する感情を煽るように耳元で囁いてくれば、もう後戻りはできない。このまま堕ちるとこまで堕ちていくことしかできなくて。相手は自分のものであり、自分は相手のものである。以前、相手と初めて外出したときに言ったその言葉を改めて認識させてくるように言ってくれば、「あぁ覚えてる。しっかりと覚えてる」とあの日、初めて相手に手を挙げてしまったことと関連付けて覚えていて、相手をひっぱたいたことを今思い出せばそれを思い出し、そして後悔するとその思い出をかき消すように相手をきつく抱きしめて。カーテンから指す夕陽がこの部屋を照らす唯一の光であり、薄暗いながらも重い瞼をなんとかければ、そこにはキスに及んで未だ尚、こちらの身体を求めてくる相手が目の前におり。残念そうな声を出しながらもまだこちらの体に抱きついてくると「うん…起きた」とこちらからも相手を抱きしめれば、腰に甘いしびれを感じながらそのままゆっくりと起き上がって。すると抱きしめたままみぞおちから首筋にかけて舌を這わすようにゆっくり舐めて)
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