匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(先ほどのような苦しげな表情も安らいで行くが、こちらの一喝に身をすくめて怯えたようにこちらを見つめてくると、見上げてくることによって相手の顔がはっきりと見ることができ、その頬には一筋の涙が流れていて。それからどんどん涙が溢れていく相手の頬をこちらの手で拭ってやるとどうやら反省したようで、謝ってくれば「いいんだよ…」とわかってくれたならそれでよし、と簡単に許してしまえばようやく見ることができた相手の微笑みにこちらも安堵すれば相手がお粥を食べるたびにこちらもお粥を掬い、相手に与えて。半分ほど食べたあと、こちらから体を離そうとして、こちらの体を手で押しやろうとすると、どうやらこちらの身を案じているようで。しかしご飯を食べたと言ってもそれもまだ少しで衰弱しているのには変わらないので放っておけるはずがなく、相手の手に反発するようにすれば「ダメだ、今日はつきっきりで看病するから」と医師の固い言葉を述べればお粥を食べさせ続け)
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