匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(今もこうして、いつだって与えてくれる微笑みが好きだからこそ"でも“と不安を全て口に出してしまいそうになるが、撫でてくれる手の温かさに何も言えなくなってしまうとただ黙って頷いて。相手が風呂場へ向かうのを見送った後、いつものように二人分の食器とコップを片付けながら先ほどの一言を頭のなかで繰り返しては「…欲張り…」もっと我が儘になって良いということだろうか。そんな考えに至り、迷った末に意を決して相手の後を追いかけると「――あの。私も一緒に入りたい、です…良いでしょうか?」相手は仮にも主人であり、自分だって傷だらけの体を見せて嫌われたくはないけれど。それらより大きなもっと相手と一緒にいたいという感情を露にすれば、勝手に服を脱ぎ風呂場のドアをかちゃりと開けて)
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