匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(向けられる真っ直ぐな瞳も言葉も、ずっと暗く恐ろしい世界に閉じ込められていた自分にとっては眩しいくらいで。堪え切れずに潤んでしまった目を細めると「…私も、稜様じゃなきゃ嫌です。だから――ずっとここにいますから…ずっと、傍にいてください」相手を好きになるほどいつか飽きられ捨てられてしまったらという不安は大きくなり、その想いも隠さず正直な願いを訴えて。いつの間にか綺麗に食べ終えていたカレー皿に視線を逃がしながら、相手の皿も空になっているのが見えれば手を伸ばして二枚を纏め「美味しいものが食べられなくても、稜様が居てくださればそれで…」机の上を片付けながらこちらも照れたように呟きを途切れさせ)
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