匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(相手の背に庇われながら"家族"という言葉を聞けば、痛いほど胸が熱くなり恐怖とは違う涙が滲んで。しかし泣いている暇などなく、殴り飛ばされた一人は倒れたままだがそれでも多勢に無勢。おまけに相手には足手まといの奴隷がついているとなれば男達も引く気はないらしく『聞いたか?奴隷が家族だと!』『てめえこそ俺達の商品を返しやがれ』各々が悪態を吐きながらこちらに迫ってくるのに気づいては青ざめて相手の服を掴み「――逃げてください、あなたまで捕まったりしたら…!」あれほど逃げ出したいと思っていたのに、相手まで捕まって奴隷にされたらと想像すれば自分が奴隷に戻されるよりもずっと恐ろしく、かすれた声で懸命に訴え)
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