xxx 2016-05-20 12:45:36 |
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( 相手同文の文を取引主の男の手下に渡され、夜料亭へと訪れては取引主の男のいる個室へと向かい襖の前で一呼吸置いて。
静かに襖を開けるなり取引主の男に手招きされてはそちらへと向かい外国人に頭を下げる。
外国人が相手を気に入ってる様子でお酌を受けながら自分と話してる最中もやはり相手の事が気になってしまい気付かぬ内に眉間に眉を寄せては取引主に腕を軽く小突かれて。
運ばれてくる食事に気付き挨拶は終わりにしようとの取引主の一言で全員席に付いて。
相手が自分より先に来てた事もあり皿に毒でも仕込まれてるんではないかと僅かな疑心と戦いながら取引主に進められた酒を小さく1口啜る。
自分の衣服の懐には銃が1丁、相手組織の内の誰か1人を殺せとは言われた者の罪もない人間を殺す気はないし自分が相手組織の者と関わる機会なんてものは一切無い。
さして言うなら関わりがあるのは“相手”のみ。
『それにしても日本人は実に美しいな、特に彼は本当に美しい』
( 外国人が相手の頬に手を滑らせるのに動揺してしまいガタリと箸置きを落としてしまえば慌てて拾い上げて。
『礼儀作法がなってない』と小声で叱る取引主は『どうやら貴方が彼にばかり構っているのに嫉妬してしまった様です。どうか許してやって欲しい』と愛想笑いを受けて。
自分もいつまでも無言で座ってられないと、外国人の隣に行けば「自分は………剣技しか、」と言いかけたところで取引主が『何を言っている、素晴らしい“芸”があるだろう』と。
『ほう、芸とは気になるね』
『きっと驚きますよ』
( “やれ”と目線で告げる取引主には逆らえず、部屋の広い一角に移れば瞳を閉じ能力を解放する。
外国人の反応も見ずに人目に触れる訳にはいかないとすぐに人姿に戻っては俯いたまま席に戻り。
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