藤村伊織 2016-05-07 12:59:57 |
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…家の場所は蒼星に聞いた。あれだけ大口叩いておいて、随分辛そうだな。
(なかなか扉が開かない事で寝ているのだろうかと察し、大人しく帰ろうかと思った矢先鍵の開く音と共に先程見た時よりも怠そうな相手が姿を現すと小さく息を吐いてつい何時ものように憎まれ口を叩いてしまい。自分が原因でもある事への罪悪感と、初めて見る弱った相手の姿への心配とで眉間に皺を刻むと半ば強引に玄関まで足を踏み入れる。「言っておくが、この前と立場は逆だ。今度はお前が大人しく寝ていろ。」とぶっきらぼうに言い放つと家の中に上がり込み辺りを見回しつつキッチンに辿り着き。きっと風邪の引き始めでこれから熱も上がってくるだろう、消化の良い物をと考えたのは煮込みうどん。洋食好きの相手にとっては気が進まないかもしれないが今はそんな事を気にしている場合では無い為腕まくりをしてさっさと準備に取り掛かり)
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