藤村伊織 2016-05-07 12:59:57 |
通報 |
(結局後半のミーティングは全く頭に入らず相手の様子を気にしているばかりであっという間に時間は過ぎてしまい。いつもなら自分の満足いくまで練習を行ってから帰宅するのだが先に帰って行く相手の背中を見てしまえば流石に練習どころではなく唯一事情を理解している蒼星に声をかける。そういえば自分の家から近いという情報しか知らなかった為相手の家までの簡単な地図が書かれているメモ紙を受け取り足早に事務所を出て行き。きっとあの様子では自分の時のように食事もロクに作れないだろう、途中スーパーに寄り食材やらベタに果物なんかも買い込んでおく。─突然押しかけて迷惑じゃないだろうか。目的地に近付くにつれ何だか鼓動も速くなり部屋の前まで来たところでぼーっと立ち尽くし「やっぱり引き返すべきか…?」小さく呟くも緩く首を横に振り自分を落ち着かせる為に大きく息を吐いてから躊躇いがちにインターホンを押し大人しく返答を待ち)
トピック検索 |