絵琉 2016-04-24 20:33:08 |
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「じゃあ、俺は練習見てるぜっ」
「ノヤっさんが言うなら俺もそっちで」
威圧に負けず笑顔のままの田中さんと西谷さん。意地なのか?いや、寧ろ意地にしか見えない。
「了解。じゃあ静香、こいつらがふざけないように見張っててくれるか?」
「勿論です」
そうして時間は過ぎていき...部活終了時刻となった。
皆で色々片付けて、挨拶をしてから帰っていく。主将は鍵まで閉めなきゃならないなんて大変そうだな...。本当、乙です。
「んじゃー、帰るかー」
「ですね。あざっした。さようなら」
「あ、ていうか、家どっち方向なんだ?同じなら送ってくけど」
「こっちです」
家の方向を指差すと、苦笑いするスガさん。どうやら逆方向らしい。
「残念ながら逆だわ。ごめんな」
「いえ、気にしないで下さい」
元々そんなに遠くはないから一人でも大丈夫だし。っていうか変な奴来たら殴ればいいだけの話だし。
「あ、そうだ。影山が確かそっちだった気がする」
「えっ」
「おーい、影山!方向同じらしいから静香送ってってやって!」
「うす」
良いらしい。嫌がりそうだが、案外そうでもないことが判明。うん、意外。凄く意外だわ。
ーーーーーー
「何かごめんな」
「いや、別に気にしてないから」
「さんきゅ」
「おう」
話しにくい。話したらすぐに沈黙が訪れてしまう。あー、やっぱりマネージャーさん達と帰りたかったな...
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