絵琉 2016-04-24 20:33:08 |
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「影山!?」
ほとんどがハモる。え、何この驚きよう...苦笑いしていると、勿論隣の影山へと注がれる視線。
「え、なんすか?」
「この子とどういう関係?」
「昨日会ったばかりっす」
うん、事実。こいつは何もおかしいことは言ってない。言ってないんだが...暑苦しい2年2人は納得していないようで何やら話し込んでいる。面倒だなぁ、もう。
「君...影山さんと言ったね。どうお呼びすれば宜しいですか?」
「お望み通りにお呼び致します。...お嬢様の仰せのままに 」
何コレ!何か執事みたい。急に伽羅変わられると対応に困るんだけど。どうしたら良いかわからず先輩方に視線を送るも、苦笑いを返されるだけだ。えー、俺にどうしろっていうんだよ......
「静香で良いです」
「わかりました、静香お嬢様」
「うぜぇぇえええ!!!」
思わず叫んでしまう。...あ、そういえばこの2人って先輩だっけ。先輩相手にウザいとか叫んじゃったし。初日から何やってんだよ、俺。
「ウザい...ですか」
「わかりました、この伽羅は止めにしますね」
さっさと止めろよ!という皆の視線。やっぱり思うことは同じですよね。
「田中、西谷。お前ら、今度調子のったら...わかってるな?」
「ひっ、すみません大地さん...」
「やろうって言ったのはノヤの方なんすよ!」
「ひでえ!龍だって賛成したじゃんか!」
先程見た黒い笑みを再び見せる澤村さん。怖いのに平然としていられる2人って...ある意味凄いのかもしれない。勿論、尊敬なんてできないけどな!
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