風人 2016-04-04 04:41:02 |
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小説『ALWAYS 三丁目の夕日』の熊さんと文子さんの話は感動する。
だるま食堂で出会うふたりは徐々に親密になるのだけど、熊さんはなぜ文子さんが自分に親切にするのか。はじめは騙されたり詐欺に遭うのではと疑う。
熊さんは彼女に告白する。「自分は崖から落ちる前の記憶がない」と言う。
それ以前の記憶がないためもしかしたら自分は悪人ではないかと思うこともあるという。
だけど文子さんは言う「熊さんはいい人だ」と。
しかしその話をした直後に彼女は体調をこわし倒れてしまう。
着替えなどが必要なため彼女の部屋に上がり熊さんは彼女が以前の自分が写った写真や記事などを目にする。
「これは記憶を失う前の自分」と確信してゆく。
かつての熊はとある大学の助教授だったらしいが試験問題の漏洩を犯した疑いをかけられるが失踪。実際に試験問題の漏洩をしたのが別人とわかるが、その頃には本来は助教授であった熊さんの行方は知れなかった。
熊さんが記憶を失ったのは酒に酔い潰れて崖から落ちたという。
文子さんはもと旦那さんを探すためにひとり奔走してたという。公には漏洩問題があった直後にふたりは彼女の親の意向で別れさせられていたが、文子さんは信じていた。
そして旦那さんらしいひとが熊さんというのがわかりながらなぜか素性を告げないままそばにいたという。
最後は自らの素性を知った熊さんは彼女を大事にすると誓いながら病院に戻るところで物語は終わる。
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