風人 2016-04-04 04:41:02 |
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地球人類が絶対正義とは言うのはないと思う。
もちろん地球に生ある魂が住まうという意味では大切。
だけど地球が中心ではない。
小説『宇宙戦艦ヤマト』『六神合体ゴッドマーズ』を読むと地球を中心にした宇宙愛となんとも天動説みたいな物語。宇宙戦士という表現に第二次大戦のむかしの日本の姿をなんとなく見る思い。
富野由悠季さんの小説『機動戦士ガンダム』はアムロがなぜガンダムを操縦できるのか?ニュータイプなのか?短い巻数で戦いながらレビル将軍やセイラ、カイたち仲間に問われながら極端に進化した人類はミュータントでしかないという蔑視。
これは小説では直接的に繋がらない『Ζ』でも再びカミーユは自らに問い時代に試されている。
ただ興味深いのは姉妹編『ΖΖ』は富野氏が書いてないという点。
遠藤明範氏に明るくまっすぐにひたむき悩みながらも少年らしさをジュドーたちが内に持ち大人たちが作った社会を前向きに批判する。
だけどジュドーは妹を仲間たちに預けて自らは地球圏を出て木星圏に向かうラスト。
ジュドー自身は羽ばたいたかもしれないが内に地球圏の人間に絶望したかもしれないダブルエンディングとも取れる。
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