風人 2016-04-04 04:41:02 |
通報 |
今年は四国関係の小説をけっこう読んだ。
氷室冴子さんの『海がきこえる』有川浩さんの『こちら県庁おもてなし課』坂東真砂子さんの『死国』。
『海未がきこえる』は青春と青春の後先を追う感じ。
『こちら県庁おもてなし課』は地方田舎の高知県の観光事業を描いてあらためて地元を見直すきっかけですね。
『死国』の描き方は前二冊とは異なる四国のある種の闇や負の部分。それでいて純真なはずの幼い頃こそが実は口に出せない幼さやもどかしさから言えない本音の本心であり人生に心残りを残した死者の魂。考えさせられる物語。
トピック検索 |