小説『天空の城ラピュタ』は冒頭のパズー、シータ、ドーラたち空賊たちの背景が若干書かれているので物語に厚みがある。 パズーの生い立ちや鉱山の経済状況、シータのひとり生きている姿、ドーラが息子たちに悪態をつきながらも母親として心配する姿、暗躍するムスカの非情さ。 この辺は小説ならでは。