風人 2016-04-04 04:41:02 |
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小説『サイボーグ009 完結編』二巻の007を主役とした「幽霊劇場」はタイトルだけしか残されてなかった。
初めに読んだ時は生前、石ノ森先生が構想はあったが書けなかったとも思えるが見方を変えれば息子丈氏が俳優、脚本、演出家として活躍なさっているから彼のために遺したとも考えられますね。
後付けや良心的解釈でもありますが、息子丈氏が舞台に精通してる役者でもある。
舞台や役者、その表裏を知る数少ないであろう血縁者。
丈氏は生前の石ノ森先生との会話をテープに残そうとも考えたがあえてしなかった。それは石ノ森先生の魂を削る行為と思ったともある。
これも見方を変えれば役者が“見て聞いておぼえる”行為とも解釈できる……と思う。
あえて記憶や思い出に刻むことで文章にしていく。
実際は当人同士でわからないものはあるでしょう。そこは読者は想像する以外ないのがまことに残念。
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